我が家のとなりは四角の畑

 

 

三角の空き地のMVが公開されました〜。

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楽曲のもつかっこいい空気を損なわないまま、歌詞の哀愁に寄り添いながらも、独立したものがたりを繰り広げている内容は見応えがあります。

初見のときはもっとがっつりダンスシーンを入れてくれても良かったな〜という気持ちが少なからずありましたが、アイドルの正統派MVらしい全員のリップシンクに割り当てられている嬉しさを思えばどうでもよくなりました。

正統派アイドルなキラキラ可愛い!って楽曲ではないけれど、アイドルが好きな中田さんのことを知った上で、アイドルMVといえば!という手法を取り入れ、一人一人、全員がしっかりと映るMVを制作してくださったのでは、なんて、勝手に解釈しています。

 

春のメロディーと対照的な楽曲な三角の空き地。中田さんの振り幅を最大限に引き出す二曲になっているように思えて嬉しいです。

 

8/8リリースなので、公式でフルMVを見られるのはわずか一週間足らずではありますが(すみません。この記事を書き始めたときはまだリリース前だったのです…今はshort ver.が見れます)、

アンダーの、欲を言えば中田さんの、魅力が多くの人の目に留まるといいなあと思っています。

 

 

MVの中田さんがあまりに美しく繊細で魅力的だったので、いつぶりかってくらいにキャプチャをする手が止まらなくなってしまいました。。

なので今回は、ここが好き!あそこが好き!という場面をキャプチャとともに書き連ねていこうと思っております。

 

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中田さんのライブの鉄板といえば、サイド編み込みや片側だけ髪を耳にかけた髪型。

ダンスナンバーである今回の楽曲でも、この髪型で臨んでいます。センターを背負う気合いがばしばし伝わってきますよねええ。

かっこよさも色っぽさも出せる大好きな髪型アレンジなので嬉しい。

ライトを浴びてステージに立つ場面と、自分がこの場所にきた幼い頃を回顧する場面とでメイクや髪型を変えているのが、華やかさのなかにもの悲しさを加えていて雰囲気をより一層強めています。

 

 

ちなみに、今回のMVの世界観については、乃木坂の公式ブログに以下のように記載があります。

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このあらすじにそって、MVの物語を好き勝手な考察(にも満たないほどの想像)交えながら進めてまいります〜。

思いつくままに書いている部分もあるので、話が前後したり飛び飛びだったり読みづらいこともありますが、あんまりこういうの書いたことないのでご容赦ください。

 

 

●視線や口元の表情

●指先の表情の繊細さ

●対照的にキレのある鋭い腕さばき

●髪の毛の動きの精巧さ

●洗練し計算し尽くされた全身の魅せ方

リップシンクの表現の豊かさ

●横顔の造形の美しさ

 

ざっとこの辺りが推しメンの見どころとなっております。

 

 

 

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ラストステージ前、それともラストステージを終えた翌朝でしょうか。薄暗いダンスホール(窓から射しこむ自然光だけがステージを照らしている)で、着飾っていない普段の格好のまま踊る中田さんのカットに息をのみます。しん、と静まりかえった空気が伝わってくるような…辺りには、靴の音、布の擦れる音、息づかいだけしかない世界。

 

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指先の表情が、爪の先まであますことなく神経が通っていて。だからこそ、こうして切り取る瞬間の造形までもがとても美しい。まるで飴細工のように、繊細で儚いものに感じるのだと思います。

 

 

 

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ダンスホールのバーカウンターや客席テーブル、階段やステージも客席も一望できるバルコニーなど、幼い中田さん(以降 区別のために チビ田さん と呼びたいと思います、、笑)と現在の中田さんが、思い出の詰まったいろんな場所で思いに耽っている姿が印象的です。

ここへきた当初からのことを思い起こしながら目に焼き付けたり、においや感触をたしかめたり。その横顔の美しさには、胸がぎゅっと締め付けられます。

 

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先ほどのカットと前後しますが、

バーカウンターでの回顧から、お客さんのいないステージでの中田さんのカットに移り変わり、樋口さん・りりあちゃんとフロント三人で踊る場面。

 

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こうして三人で向き合えば自然と身体が動いてそれ以外の言葉はいらない、みたいな、物心ついたころから長年この場所で同じステージに立ち、様々な感情を共有してきた信頼と、なんともいえないさみしさを振り切るような昇華していくような、、そんな感情が伝わってくるようでぐっとくるシーンです。

(三人で向き合うときの、中田さんの立ち姿勢が足爪先の角度まで美しくて。そういうさりげない部分にまで、作中の、役柄としての彼女のプライドを感じます。)

 

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なにより個人的に好きなのがここ。

中田さんの動きに合わせてさらさらと揺れるつやつやの髪が、毛先までとてもていねいに精巧に、まるでその一本一本が呼吸をしているかのように流れて跳ねていて、目を奪われます。

どんなときも、こうして踊ってきたよね。って雰囲気を出している大きな要因として、初々しくぎこちない ではなくこういった 魅せるためにこだわりぬいたパフォーマンス をしていることが挙げられるのかなって。

MV撮影はだいたい一日か二日で撮りきる。と聞くので、振り入れの時間も長くはないと思います。その中で、作中の役柄に染み付いた踊りができるのはすごいよなあ…

 

 

ダンスホールが閉店を迎えること、何もしないでいるといろいろと考え過ぎてしまうから、気持ちを紛らすため、ひとり踊っていた中田さん。

そんな中田さんの心中をなんとなく察していた樋口さんとりりあちゃんが、ステージにその姿を見つけ声を掛けた。

「花奈」「…(振り返る)」「(にこっ)」だけで向かい合ってステップを踏みだす、くらいの、言葉のいらない空間。みたいな雰囲気がこのシーンにはあります。

 

 

 

ラストステージのカットたち。

サビの振付は、ステージ映えする大胆な動きが多く、周囲とセンターとの振りが違う部分があることで、センターをがっつり引き立たせるものになっています。

現在発売中のエンタメにて、中田さんご自身が、「サビの振付は、MV撮影時に振付師の方にアドバイスをもらいながらエモくしていった」的なことを仰ってたこともあり、たしかにこだわりの凝縮されまくったパートになっています。

 

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恋は

視線や口元のアンニュイさが、曲の世界観とマッチしていていっそうせつなく仕上がっています。

サビ前半は一番前で歌っているのが、後半は一番後ろで歌う、というスタイルがとても斬新でひときわ目を惹くんですよね〜。

 

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いつしか気持ちは 死んでいた

大切にしていたものがフワッと解き放たれてくような振付が、とても華やかです。

 

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夏草のにおい  その角を曲がっても

ここの振付はスゴイです。(語彙力)

ぜひ動画で見てもらいたい。

ぐわっとまとわりつく匂いを振り切ろうとするかのように大きく腕を振り上げ、でもダメで、やっぱり振り切れなくて。苦しげに抱き寄せる、みたいな。エモいです。

肘を近づける仕草は「その角(三角の空き地のあった角)」をあらわしてる?

 

 

落ちサビ〜大サビ部。

落ちサビの振付は特に腕や手の細やかな動きが多く、ひとつひとつの音、単語に振りが当てられている感じ。このあたりは、「キレ」に定評のある中田さん、さすがに精巧さが際立ちます。手の表情がはっきりしていて、ピタッと音にハマる。何度見ても気持ちが良いです。

 

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恋は 生きている

 

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ちゃんと 見ていないと

 

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何も気づかなかった 僕のせいだよ

 

ピタッとハメたあと、ふっと緩める

抑揚のつけかたに合わせて、気づけば見ているこっちまで息を止めたりふっと吐いたりしてしまいます。

 

 

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前に崩れて姿勢を起こすこの振付、ぐぐっと背中を引かれるように持ち上げる瞬間、中田さんの背中に真っ白な羽根がみえませんか!


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とにかく髪を操る中田さん。
乱れた髪も表情で、だから 顔が髪で隠れてしまうからどうのこうの とかいう概念など彼女にはないと思ってます。

 

大サビでは、前半いた後方からサビ後半で前方に出てくる、という、一サビの時とは逆の演出になっています。

 

 

 

 

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中田さんのリップシンクも綺麗に撮ってもらえててありがたい。

 

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しかも、それだけじゃなくて、撮られる側の中田さん自身の、歌詞になぞらえた感情の表現力が格段に向上してらっしゃるよね?!?!

私はこの、「いつしか気持ちは 死んでいた」と歌う中田さんの表情に胸がギュッと苦しくなったし、こういう部分にもセラミュでの経験が生きてる感じがして嬉しくなったよ。。

 

 

 

 

最後のカット。

硬かった表情が、最後、やっと微笑みに変わったのが印象的です。もの悲しかった雰囲気が、ポジティブな印象で締めくくられています。

 

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はじめにチビ田さんが差しているものと、後半、現在の中田さんが傘を差して以降のものとで傘の骨組みの数が16本と10本で違うの、これも何かの示唆なのかしら。。

 

 

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傘を差しているカットは全部で3カット。

16本、10本、10本10本、と、骨組みの数の合計が「46」となるのは、単なる偶然なのでしょうか。

「46」という数字は、乃木坂の46でもあり、この作中のダンスホールが46年の歴史に幕を閉じるという設定であることにも繋がり得ます。中田さんがきてからの日々と、〝ROCK BANCHO〟が出来てからの日々、おじさんはもしかしたらそのふたつを重ね合わせて見ているのかもしれないな〜。

 

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もし、骨組みの「46」という数がそうした意味のあるものなら、曲の冒頭でステージの真ん中の円をぐるぐると反時計回りにまわっているチビ田さんは、時を巻き戻していく(昔を思い出す)さまをあらわしてるのかなあ。

 

それから、「傘」というアイテムについてですが。作中、一度も視覚的な雨は降ってないんですよね。

だけど、傘を差してる。逆に、はじめてこのダンスホールに連れてこられた日、外はさほど天気が悪いようには見えなくて、チビ田さんは直前まで傘を差していた(傘が雨に濡れている)ようすもなく、とじてる。

どちらかと言うと傘を差してる描写は、心理的な…心の中の雨。かなしみの雨。おじさんの心模様をうつしている?のかな?と思ったり、、

 

そして、赤。このMVで何かと印象的に使われている赤。

単純に、なんとなく〝赤はトマレ〟を彷彿とさせるなあなんて思ったり、、

六番町をもじった〝ROCK BANCHO〟とか、、

あと、チビ田さんのTシャツの星にも、意味があるのかもしれません。(匙投げた)

 

MVでは、歴史と想いのつまったダンスホールのことを、歌詞中の「君」になぞらえて表現しているように思いました。

 

 

はああ。素敵なMVで嬉しいな。

中田さんご自身も、嬉しさの滲むブログをあげてらっしゃいます。

ツナ卵カナ?1686 | 乃木坂46 中田花奈 公式ブログ

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ぜひとも、多くの人にたくさん見てもらいたいな〜。

そして、ほんのひと言でもいい、匿名でも大丈夫!、中田さんのブログに感想を残したり、握手会なんかで感想を伝えたりしてもらえたら、きっと、とっても素敵な笑顔で応えてくださるに違いないのです(^∇^)

 

先日、全国ツアーの大阪公演でやっと生で三角の空き地のパフォーマンスを観ることができましたが、MV衣装がこれまたステージによく映えること……

めちゃめちゃかっこよかったので、今後、もっといろんな場所で繰り返し観られることを楽しみにしています。

 

 

 

 

長々お付き合いいただきありがとうございます。

 

最後に、、

三角の空き地は、ジコチューで行こう!タイプAに収録!絶賛発売中です!!!